12月14日 毎日新聞社主催 私学公開座談会【第55回】
AIの進化、人口減少、オンラインやSNSなどでのコミュニケーション増加……ますます効率性が重
視される時代。「人」と「人」とが集うことの意味、そして「人間ならではのチカラ」とは――。
予測することがますます難しい未来。子どもたちの生きる5年後、10年後の社会・世界も未知数で
す。だからこそ大切なのが、18歳までの教育。「人」と「人」とが集い、「人間ならではのチカラ」を育
む時間です。
大学入試においても「何を学んだか」だけでなく「どのように学んだか」という学習歴、ひいては「こ
れからどのように学びたいか」にスポットが当たる入試が、広く採用される動きがあります。その流れ
の中で、今後、高等教育(大学)での学び、その先の一人ひとりの豊かな未来は、ますます、中等教
育(中高)時代の学習経験の質に支えられていくといえるでしょう。
私学(私立中高一貫校)の学びにおいては。建学の精神、教育理念という私学各校の「旗」のもと
に集い、一人ひとりが自分の中の「価値観」を育てていく。「人」と「人」とが直接出あい、共にある
からこそ、相手の持つ背景や考え方、お互いの「価値観」も尊重し、受け入れながら対話を重ね、互
いを育てられる。そうして仲間と共に「価値基準」をつくり続ける。
AIが導き出す「既知」からの解だけでは解決できない、「答えのない問い」と向かい合う。好奇心を
エンジンに探求する。問いをつくる。課題を発見し、設定する。主体性を持ち、仲間とつながりながら、
正解のない問いと向かい合う。失敗をおそれずチャレンジする。そして、解決に向けて歩んでいく。―
―仲間と共に、「人間ならではのチカラ」を育む場所。それが私学です。
本座談会では、この時代だからこそ必要な、AI 時代の「人間教育」にスポットをあてて、私学の教育
の本質を紐解いていきます。
◆ご登壇の先生
鷗友学園女子中学高等学校 校長 柏 いずみ 先生
芝中学校 芝高等学校 校長 武藤 道郎 先生
*コーディネーター:田中義郎・桜美林大学大学院教授
| 日程 | 12 月 14 日(日) |
|---|---|
| 時間 | 13:30~15:45(予定) |
| 会場 | 日本大学経済学部 |
| 地図 | |
| お申し込み方法 | 毎日小学生新聞読者は毎日新聞HPよりお申し込みいただけます。 |
| 主催 | 毎日新聞社 |
| 協賛 | 日能研 |
| 後援 | 日本私立中学高等学校連合会 学習評価研究所「教育未来研究プロジェクト」 |